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エミレーツ・グループ、2021-2022通期業績を発表

エミレーツ・グループは、2021-2022の通期業績を発表した。エミレーツ航空(EK)およびdnataは、コロナ禍の影響を受けた航空輸送および旅行関連事業の回復に尽力した。dnataは黒字化し、グループ全体で力強い回復を示した。
エミレーツ・グループの2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)通期業績によると、前年度221億ディルハム(60億米ドル)の損失に対し、本年度は38億ディルハム(10億米ドル)の損失を計上した。グループ売上高は、前年度比86%増の662億ディルハム(181億米ドル)となった。世界的な渡航規制の緩和をはじめ、グループの主要事業部門および市場における力強い需要回復により、キャッシュバランスは前年度比30%増の258億ディルハム(70億米ドル)となった。
EKは、前年度203億ディルハム(55億米ドル)の損失に対し、本年度の損失は39億ディルハム(11億米ドル)に大幅縮小。売上高は前年度比91%増の592億ディルハム(161億米ドル)。世界的な運航拡大および旅客便の再開が影響した。供給容量は前年度比47%増の364億有効輸送トンキロ(ATKM)。本年度中、最後のA380型機を5機受領。
dnataは、前年度18億ディルハム (4億9,600万米ドル)の損失に対し、本年度は1億1,000万ディルハム (3,000万米ドル)の利益へ好転。売上高は前年度比54%増の86億ディルハム(23億米ドル)。UAEおよび世界の全事業部門がコロナ禍から回復に向かう。イージージェットのグローバル機内販売サービスを買収したほか、貨物施設、空港ホスピタリティ施設と小売施設を新設し、グローバルに展開。
エミレーツ・グループ会長兼最高責任者であるシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は、「この一年間、我々は渡航規制が緩和された市場において、迅速かつ安全に運航を再開させることに注力しました。特に下半期中は、事業が急速に回復しました。本年度は旺盛な顧客需要に支えられ、昨年度の未曾有の損失から業績が大幅に改善し、強固なキャッシュバランスを確保することができました。世界的なパンデミックから2年が経過しましたが、我々は常に顧客および従業員の健康と安全を重視してきました。EKとdnataの両社は、目まぐるしく変化する市場に速やかに対応し、顧客のニーズを満たし、最高の体験を提供するために革新的な商品とサービスを導入してきました。さらに本年度、アラブ首長国連邦(UAE)は建国50周年を迎えたほか、ドバイ国際博覧会(Expo 2020 Dubai)の開催地として世界中の人々を迎え入れました。エミレーツ・グループは、ドバイ万博の成功をはじめ、UAE50周年記念に関わるイベントに貢献できたことを誇りに思います」と述べている。
本年度、EKは主要株主であるドバイ政府から35億ディルハム(9億5,400万米ドル)の追加出資を受けた。また、様々な業界支援プログラムを利用し、約8億ディルハム の救済資金を受け取った。
EKとdnataの運航拡大に伴い、パンデミック中に一時解雇や待機となっていた従業員は呼び戻され、再雇用された。また、グループ全体の人材を補充し、将来に向けて育成すべく、本年度中に採用活動も実施した。その結果、グループ全体の従業員数は13%増の85,219人となり、160以上の国籍の従業員が在籍している。